
「ファッション甲子園2025(第24回全国高校ファッションデザイン選手権)」の最終審査会が8月31日、弘前市民会館(弘前市下白銀町)で開催された。
全国の高校生たちによるファッションデザインのコンテスト大会。「高校生らしい瑞々(みずみず)しい感性」を審査基準にし、今年は34都道府県から92校1908チームの応募があり、1次審査を通った34チームの作品が最終審査会に残った。
最終審査会はファッションショー形式で、1次審査を通ったデザイン画を元に作った衣装で高校生がランウェイウオークする。審査会の様子はライブ配信も行った。
優勝は、弘前実業高等学校のデザイン担当・樋川詞美(ことみ)さんとモデル担当のジョセフ サラ瑞希さんが作った「木魂(こだま)」。シート状にスライスしたブナ素材とねぷたの和紙を使ったスカートが特徴で、スカートの中から明かりが付く。ランウェイウオーク中に明かりをつけて、会場を沸かした。
2人は昨年に続き2回目の出場で、昨年は審査員特別賞に選ばれた。樋川さんは「1年間支えてくれた仲間や先生たちに感謝。ブナコやねぷたがファッションを通して違った形で発信できるとうれしい」と話す。
準優勝は、福知山淑徳高等学校のデザイン担当・高田愛子さん(=高ははしごだか)とモデル担当は大島姫花さんの作品「Been comeshed」。出場チームの引率教員らが投票して決める「キラリ賞」と新設した「特別賞 ELLEgirl賞」にも選ばれ、トリプル受賞となった。高田さんは昨年、モデルとしても出場したことがあり、今回の大会について「昨年以上にレベルの高い作品が多く、その中で受賞できたことにまだ実感がない」と話す。
表彰式の総評で、審査員の原由美子さんは「大会1回目から審査員として関わってきたが、今年ほど選考が難しかった年はなかった。バランスの良い作品が多く、時代に求められている要素を取り入れた作品が多かった」と話した。