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弘前の寺院で5人の作家がクラフトイベント 木工作品や津軽塗など

出展する4人。(左から)大湯建太郎さん、佐藤学さん、菊池牧子さん、「凸研」。イベントポスターは彼岸花奇忌丸さんの作品

出展する4人。(左から)大湯建太郎さん、佐藤学さん、菊池牧子さん、「凸研」。イベントポスターは彼岸花奇忌丸さんの作品

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 クラフトイベント「地球をたがやし宇宙とかたる」が11月30日、「薬王山 正伝寺」(弘前市西茂森)で始まった。

築100年以上の正伝寺本殿で開催

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 「木」「漆」「絵」「布」「陶」がテーマの同イベント。5人の作家の作品を展示販売する。5人の中に一人で木工作品を出展する「木好房 DAIROKU」の大湯建太郎さんが取引先だった「薬王山 正伝寺」で開催できるのではと打診したことが始まり。大湯さんは「こんなにすてきな空間になるとは想像もしていなかった」と笑顔を見せる。

 出展する5人は大湯さんのほか、津軽塗を100点ほど展示する「凸研(とつけん)」、絵画を出展するねぷた絵師でもある彼岸花奇忌丸(ひがんばなきみまる)さん、インドネシアの伝統的なろうけつ染めの布「ジャワ更紗」を出展するビンハウスの菊池牧子さん、150点以上の陶器を出展する「津軽千代造窯」の佐藤学さん。5人は開催期間中在廊する。

 築100年以上の正伝寺本殿の応接間や一般には公開していない社務所の洋間などを会場として使う。大湯さんは「設営当日までどういうイベントになるのか想像ができていなかったが、会場選びに悩んでいた私たちに協力してもらった住職のおかげで実現することができた」と話す。

 会場内では、青森県産無農薬米粉を使った焼き菓子やオーガニックコーヒーを販売する店が出店を行い、来場者が自由に飲食できる。大湯さんは「見応えのある展示となり、寺院の雰囲気と一緒にぜひ楽しみに来てほしい」と呼びかける。「将来的には青森県外からも人が呼べるようなクラフトイベントにしていきたい」とも。

 開催時間は10時~16時。入場無料。12月2日まで。

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