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青森の屋根雪がネットで話題に 「明日はどうなるのか」と見守る声

アーチを描くように接地している雪庇(写真提供=サトウ孔芸)

アーチを描くように接地している雪庇(写真提供=サトウ孔芸)

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 青森・浪岡に接地した雪庇(せっぴ)が現在、「明日はどうなるのか」とネットで話題を集めている。

2月14日に撮影した雪庇

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 話題となっているのは屋根から伸び、崩れずに地上までアーチを描くように届いている雪庇(せっぴ)。仕事の移動中に撮影したツイッターアカウント「サトウ孔芸」さんが「まだだッ!まだ行けるッッ!!頑張れーッッッ!」(原文ママ)と2月17日に投稿したところ、2万3000以上のリツイート、15万以上のいいねが寄せられている(2月18日21時現在)。

 「サトウ孔芸」さんはシルクスクリーン印刷業を展開する「サトウ孔芸」(青森市浪岡)の「中の人」。ねぷたのクラフトキットを宣伝するため、ツイッターを昨年7月に開設したという。製品開発の裏側などの投稿をしていたが、投稿の素材不足となり、つららの成長を記録したり雪でコブをつけたり仕事と関係のない投稿が増えていった。

 雪庇は2月14日に気づき、投稿したことが始まり。16日にも再投稿し、フォロワーから「そのままでんぐり返ししてくれないかな」「体操選手もびっくりの着地ですね」(原文ママ)といった反応を見ながら今後の展開を予想して楽しんでいたという。

 「17日の投稿は3度目。最初は少し伸びているという印象だったが、晩酌をしながら確認したら見たことのないようなリツイート数でびっくりした」とサトウさん。「体育の時に使うマットみたいといった声や、サーフィンやハーフパイプなどを連想する人など、雪が降らない県の人たちには相当珍しかったのではないか」とも。

 周辺住民も驚く声があった。付近に住む70代女性は接地した雪庇は初めて見たという。女性は「今年は雪が多く、周辺でも同じように雪がつながる現象がある。この雪庇は買い物ついでに見つけて、つい足を止めて見入ってしまった。明日はどうなるのか見守りたい」と話す。

 サトウさんは「雪庇は重い氷の塊なので、崩落の危険があるので近づかないでほしい。雪下ろし作業で亡くなる人もいるので、投稿が注意喚起になれば」と話す。

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