弘前文化センター(弘前市下白銀町)で4月12日、「第31回弘前城ミス桜コンテスト」の決勝審査が行われた。
表彰式に並ぶ入賞した3人。ミス桜グランプリの野沢凛花さん、ミス桜の会津夏希さん、工藤春佳さん
「弘前さくらまつり」や「ねぷたまつり」などの4大祭りを中心に、観光大使として1年間県内外に発信するミスを決める同コンテスト。1次審査で15人を選出する予定だったが、今年は応募者数が例年より多かったため絞り切れず、決勝審査には18人の応募者が並んだ。
18人にはPRタイムとしてそれぞれ1分間の自己紹介と、審査員たちの質問に答える時間が設けられた。中には英語と津軽弁で弘前を紹介したり、「三十路(みそじ)によく間違えられますが、まだ20代でピチピチです」といった自虐ネタで会場を沸かせたりする出場者もいた。
グランプリに選ばれたのは、同市出身で青森市在住の大学4年生、野沢凛花さん(21)。中高時代に弘前公園が通学路で四季折々の姿を見てきたと振り返り、同公園の桜が咲く中をランニングしていたと紹介。グランプリ受賞が告げられた時、「呼ばれた番号が自分だったということに気付かず、変な顔をしていたのでは」とほほ笑む。
準グランプリとなるミス桜に選ばれたのは、弘前大学2年生の会津夏希さんと看護師の工藤春佳さんの2人。会津さんは生粋の弘前市民であることをアピールし、4大祭りだけでなく地元の日本酒なども紹介していきたいと意気込みを披露。工藤さんは自分の笑顔で多くの人を癒やしたいと、応募した動機などを話した。
3人の初のお披露目は4月23日に行われる「さくらまつり」のオープニングセレモニーとなる。