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弘前のエスニック雑貨店が移転-食堂併設、「やりたかったことができた」

「BASK」のオーナー竹内絵里子さん

「BASK」のオーナー竹内絵里子さん

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 弘前に3月3日、「お昼もやってるバーBask食堂 夜中もやってる洋服屋Bask洋品店」(弘前市徒町)がオープンした。

「家にいるみたい」とオーナー・竹内絵里子さん自身の好きなものだけをそろえたというBASK店内

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 同市で数少ないエスニック雑貨を扱っていた「エスニックな洋服屋Bask」(山下町)が移転を機に、食堂を併設してオープンした。オーナーの竹内絵里子さんは以前から料理が好きで、6年前からかだれ横丁(百石町)内にある家庭料理店「日向(ひなた)ぼっこ」で母を手伝っていた。4年前に「エスニックな洋服屋Bask」を始めたが、「次第に料理店も自分でやりたいと思うようになった」と同店を始めるきっかけを話す。

 竹内さんは県外に行くことはほとんどなく、同市すら出ることは少ない。店名の由来はスペインのバスク地方からで、「行ったことはないけど行きたい場所だから」と笑う。雑貨店を続ける理由については、「売れ残っても自分が着ればいいから」と話す一方で、「夜まで営業している雑貨店がほとんどない。プレゼントなどで急な買い物をしたいというお客さまの需要があったから」と説明する。

 店舗面積は30坪で、席数は22席。1980年代のアメリカの田舎街にありそうなバーをイメージしたという店内は、食堂と雑貨店のスペースに分かれており、自由に行き来できる。カウンターテーブルの厚みから店内に作った「BASK」のロゴの見え方まで「業者には細かく注文した」とこだわりを見せる。「調理器具や食器もカラフルで使っていて楽しくなるものを選んだ。好きなものに囲まれて好きなことをしているのは楽しい」と笑顔を見せる。

 メニューは、自家製ホワイトソースを使ったグラタン(800円)やドリア(750円)。竹内さんがハンバーガー好きということでメニューに加わったBASKバーガー(850円)はオープン間近までバンズを改良し続けた。他にも甘いか甘くないか味を選べる卵焼き(400円)やつがる漬けごはん(250円)などの和食もそろえる。ドリンクメニューもビール、サワー、カクテル、ウイスキー、焼酎、日本酒などを用意。日本酒は観光客にも喜ばれるようにと青森の地酒を集めている。

 同市で「やりたいことがまだある」という竹内さん。「いろいろな業種の『BASK』を出店し、弘前を埋めていきたい」と夢を語る。

 営業時間は11時~14時、18時~24時。ランチタイムは月曜定休、バータイムは日曜定休。

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