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「弘高ねぷた」3年ぶりの運行 3年生には最初で最後の行事

生徒自らが運行する「弘高ねぷた」

生徒自らが運行する「弘高ねぷた」

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 青森県立弘前高校(弘前市新寺町、TEL 0172-32-0251)の「弘高ねぷた」運行が7月20日、3年ぶりに行われた。

沿道には多くの観衆が集まった

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 「弘高ねぷた」は、クラスごとに生徒自ら作ったねぷたを弘前の中心市街で運行する学校の伝統行事。弘前市内の高校で市中運行をするのは同校のみであることから、他校から羨ましがられたりねぷたをやりたくて受験したりする子どももいるという。

 運行は3年ぶり。2020年は中止し、ねぷたの製作もしなかったが、2021年はねぷたを製作し運行はしなかった。今年は6クラス3学年のねぷた18台が出陣。生徒らは浴衣姿やマスクを着用し、観衆に向けて感染対策を呼びかける旗などを持ち運行。はやしや太鼓の音に合わせ、「ヤーヤドー」と掛け声を響かせながら中央通りや土手町通りを練り歩いた。

 弘前高校3年生の子どもを持つ50代男性は「入学した2020年から新型コロナウイルスの感染が始まり、学校行事や部活動がままならない高校生活を送ることになった。高校生活最初で最後の弘高ねぷたとなったが、運行している姿を見ることができて本当に良かった」と笑顔を見せる。

 生徒たちが製作したねぷたは希望者に無料譲渡する。申し込み・問い合わせは同校生徒指導部まで。

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