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弘前のクラフトビール「ギャレスのビール」缶販売へ オリジナルビール製造も

缶ビールの販売を始めたギャレス・バーンズさん

缶ビールの販売を始めたギャレス・バーンズさん

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 弘前のブルワリー「Be Easy Brewing」(弘前市松ケ枝、TEL 0172-78-1222)が8月21日、缶ビールの販売を始めた。

缶のデザインはアメリカのデザイナー・ネイトさん

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 元米空軍兵で、現在は青森在住のギャレス・バーンズさんが立ち上げた同ブルワリー。2016(平成28)年に醸造を始め、6つの醸造タンクで約200種のクラフトビールを44都道府県の飲食店に出荷し、昨年5月から巣ごもり需要に対応して瓶ビールの販売を行っている。

 「缶ビールの販売は当初から計画していたが、新型コロナウイルスの影響で、急きょ始めたのが瓶ビールだった」とギャレスさん。コロナ以前は飲食店向けのタンク売りのみだったが、売り上げが苦戦し、一般消費者向けの販路を作った。

 現在、瓶ビールはネット販売のほか、同ブルワリーの2階にあるタップルーム「ギャレスのアジト」やAomori Brew Pub(青森市安方)、青森県内の酒店やスーパーマーケットなどで取り扱う。瓶ビールがなくなり次第、順次缶ビールに切り替えていくという。

 缶ビールの初回販売は2種類で、青森朝日放送の30周年記念とコラボして醸造した「Happy New Beer」と東京のビアパブ「CRAFT WORKS」(文京区本郷)とコラボした「GAHEARU」。青森県産の小麦を使った「Happy New Beer」は初日で完売したが、瓶での販売は行う。

 ギャレスさんは「日本では缶の方が手に取ってもらいやすい。ようやく準備が整い、出荷できるようになった。今後は当店定番の3種も缶販売にし、販売点数を増やして多くの人に津軽発のクラフトビールを届けたい」と話す。

 「使いたい食材やビールのスタイルを相談で決め、ラベルから味までを作るオリジナルビール製作や醸造体験の受け入れなど、醸造所だからこそできることを挑戦していきたい」とも。

 GAHEARUの価格は630円(350ミリリットル)。

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