弘前公園近くに10月3日、キーマカレー専門店「黄色い麦わら帽子」(弘前市上白銀町、TEL 0172-88-6812)がオープンした。
ハンバーガー専門店「カフェデュボワ上白銀店」から業種変更し、キーマカレー専門店となった同店。ブランディングも手掛けるデザイン会社「0172」(青森県平川市)が運営する。同社は現在、ハンバーガー専門店の「ユイットデュボワ八幡崎店」(平川市)と「ガールデュボワ」(青森市)、スープカレー専門店「スパイシー&クリーミー」(藤崎町)もプロデュースしている。
約20坪の店内を改修し、壁に向けたカウンター席18席とした。中央にウオーターピッチャーを置き、水はセルフサービス。展示棚に雑貨を販売し、主に県外のものを取り扱う。
メニューは、自家製キーマカレー(1,000円)とチーズを追加する「白いキーマ」(1,200円)。「カレーは青森県産牛とトマト、あめ色のオニオン、ニンジンなどの野菜を煮込み、小麦粉は少なめ。白いキーマの盛り付けは最後まで悩んだ」と社長の井上信平さん。ドリンクメニューには、自家製ジンジャーエールや自家製レモンスカッシュ(以上、360円)、コーラやウーロン茶(以上、260円)などを用意。テーイクアウトにも対応する。
業種変更について井上さんは「弘前公園に近いという立地から観光客を狙い3年前に移転したが、今では観光客の集客は望めなくなり、公園近くにあることがデメリットにもなっている。従業員を抱えながら売り上げが見込めない中、新型コロナウイルスの収束を待っているより、新しい手を打たなければいけなかった」と明かす。
今年6月に「ガールデュボワ」、8月には「スパイシー&クリーミー」を開業した井上さん。「黄色い麦わら帽子」は「スパイシー&クリーミー」で得たノウハウを生かし、コロナ禍でも集客できやすいように思いついたアイデアだったという。
井上さんは「ウィズコロナやアフターコロナと呼ばれる時代の中で、飲食店がどのように生き残っていけるのか。私たちはこれからもチャレンジし続けたい」と意欲を見せる。
営業時間は11時~15時。木曜定休。