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弘前にテークアウトカレー専門店「ヤオハチスパイス」 県産食材メインに使う

調理担当の今翔平さん(左)とスタッフの酒井慎貴さん(右)

調理担当の今翔平さん(左)とスタッフの酒井慎貴さん(右)

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 弘前のスパイスカレー専門店「ヤオハチスパイス富田店」(弘前市富田、TEL 0172-40-4565)が5月23日、オープンした。

現在は5種のカレーをラインアップする

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 地産地消の生鮮品販売事業や総菜製造を手掛けるひろさきマーケット(駅前町)が運営する同店。18種のスパイスとハーブを独自にブレンドしたカレーをテークアウトで提供する。

 「地元の食材をメインで扱う生鮮販売事業から仕入れた県産の食材と総菜製造で培ったノウハウを生かし、食材の新しい可能性を生み出す事業として始めた」とスタッフの酒井慎貴さん。店名の「ヤオハチ」は八百屋から。スパイスの「パ」のロゴはタマネギをイメージしたイラストが使われている。

 同社の総菜製造に携わっていた今翔平さんは、出店に当たりカレーのレシピ担当となった。社内での試食を重ね、スパイスの配合には力を入れたという。「スパイスは独学。どれも自信作だが、個人的には大鰐のみそ醸造会社『マルシチ』の限定みそを使ったキーマカレーがお薦め」と笑顔を見せる。

 メインメニューのカレーは、ココナツチキンカレー、ほうれん草とチキンカレー、バターチキンカレー(以上、550円)、牛肉たっぷりのキーマカレー、豚肉の酸っぱい!辛い!カレー(以上、650円)の5種。ライスはターメリックとバターを使用。ライス増量やルーのみの購入にも対応する。カレーのほかに温泉卵や千切りキャベツ(以上、60円)といったトッピングメニュー、「ローストチキン弁当」(600円)などの炭火あぶり焼きメニューも用意する。全て税別。

 酒井さんは「カレーとあぶり焼きのラインアップは今後増やし、総菜メニューも提供予定。ラッシーやジャスミン茶ゼリーといったデザートメニューも考えている」と意欲を見せる。

 5月3日に告知なしでプレオープンし、運用やメニューの改善に充てる準備期間の予定だったが、SNSで「テークアウト応援」と拡散。想定以上の来客があったという。「注文を受けて一つ一つ手作りであるため時間がかかってしまい迷惑をかけてしまったこともあったが、好評の声を聞くとうれしい」と酒井さん。今さんは「SNSは不慣れで怖く、チェックしていない」と話す。

 酒井さんは「年中無休を目標にし、気軽にいつでも立ち寄れるカレー店として弘前に定着させていきたい」と意気込む。

 営業時間は11時~20時。

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