4月11日にオープンを予定していた「弘前れんが倉庫美術館」(弘前市吉野町)は現在、新型コロナウイルスの影響で開館を延期としている。
明治・大正期に建設された「吉野町煉瓦(れんが)倉庫」を弘前市初の公立美術館として改修した同館。美術館棟とカフェ棟の2つがあり、美術館棟は3月31日に開館延期を発表。変更した開館日は、決まり次第ホームページなどで告知するとしている。
カフェ棟は4月11日から正式に開館するまでプレオープンする。棟内は「A-FACTORY 弘前吉野町シードル工房」と「カフェレストランBRICK」が出店。「A-FACTORY」は7基のタンクを設置した工房で、5月に3つのリンゴの品種を組み合わせたアップルソーダ(ノンアルコール)を発売予定。シードルは6月以降となり、2020年度は7種を予定しているという。
「BRICK」はファミリーレストランをコンセプトに、青森県産の食材を使い、多国籍料理を提供する。プレメニューとして、「青森県産骨付き鶏もも肉のコンフィ」(1,200円)、「本日のパスタ」(1,200円)、「ビーツとオレンジのスモーブロー」(900円)などのアラカルトや「大人のワンプレートランチ」(1,400円)といったランチメニュー、ディナーメニュー(1,800円~)を用意。「弘前産シードル飲み比べ3種」(1,500円)などのドリンクメニューのほか、「BRICKサンド」(1,000円)といったテークアウトメニューもある。
店内ではミュージアムグッズや弘前の作家による作品を販売するショップを併設。プレオープン時は9組の作品や弘前出身の現代美術家・奈良美智さんのグッズを販売する。
カフェ棟プレオープンの営業時間は11時~15時、17時~21時。月曜、火曜定休。