弘前の日本料理店「料理とお酒 まさ」(弘前市山下町、TEL 0172-34-3369)で現在、風間浦産アンコウを使ったメニューを提供している。
青森・下北半島の北部に位置する風間浦で水揚げされるアンコウは、「風間浦鮟鱇(あんこう)」として地域団体商標に登録されている。東京の老舗鮟鱇料理店から教わったという活(い)け締め処理を施すため、アンコウを刺し身にできるほど鮮度が保たれていることが特徴。
日本海で捕れた魚介の刺し身や焼き魚を主に提供する同店。2月16日に行われた「風間浦鮟鱇を食べる会」は、風間浦のアンコウを使って吊し切り実演や、刺し身やすし、アンコウ鍋などを振る舞った。「津軽地域の人々に風間浦鮟鱇を味わってもらいたい」と風間浦村が主催し、弘前市内外から16人が集まった。
黒石から参加した40代男性は「アンコウの解体を見て、ほほ肉も取ってしまった顔と腸以外はすべて食べると聞き驚いた。居酒屋であん肝を食べたことがあるくらいしかアンコウ料理とは縁がなかったが、料理すべてが酒に合うおいしさ」と笑顔を見せる。
「風間浦直送活〆アンコウ定食」は全10種。アンコウのしゃぶしゃぶや唐揚げ、アンコウ鍋、海鮮丼(880円~)など。注文時に同店のフェイスブックページやインスタグラムページを提示すると定食メニューが300円引きとなる。提供期間は22日まで。
営業時間は11時30分~15時、17時~22時。