![朝起きて多くの市民らが見た光景](https://images.keizai.biz/hirosaki_keizai/headline/1581231945_photo.jpg)
青森・津軽地方では現在、冬型の強い気圧配置となり、気象庁発表の気象データによると、弘前の3日間の降雪量が全国1位だった。
2月9日11時発表の弘前における72時間の降雪量は80センチ。酸ヶ湯の72センチなどを抜き全国1位となった。同日1時30分には弘前市に大雪警報が発表され、2005(平成17)年1月10日に記録した同地における観測史上1位の86センチに迫る降雪量となった(警報は10時40分に解除)。
市内各所では9日朝から除雪に追われる市民らの姿が見られたほか、弘南鉄道は大雪の影響で運転を見合わせた(15時30分現在、運転再開)。8日夜には津軽地方各地で冬のイベントが開催されたが、「雪のせいか例年に比べて集客数が少ない」といった祭り関係者の声もあった。
ネット上でも「一晩でどんな車も ただの塊にしてくれる。 雪よ。やりよるな」「もう、お手上げ」「結局、こうやって帳尻合わせが来るんですよ…」(以上、原文ママ)といった大雪に嘆きの投稿が目立った。
地元コミュニティーFM局「アップルウェーブ」気象予報士の長尾純一さんは「今回のような大雪にはならないが、11日午前中までは冬型の気圧配置が続く見込みで、雪は降りやすい。雪かきや雪道の運転には十分に気をつけてほしい」と呼び掛ける。