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弘前の六花酒造が創業300年 津軽塗デザインの記念ラベル酒販売も

「純米大吟醸 じょっぱり 三百年の想い」

「純米大吟醸 じょっぱり 三百年の想い」

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 六花酒造(弘前市向外瀬、TEL 0172-35-4141)が11月30日、創業300年を記念した「純米大吟醸 じょっぱり 三百年の想(おも)い」の販売が始まった。

じょっぱり独特の味を生む麹造り

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 1719(享保4)年に創業した「高嶋屋酒造」を中心に、弘前の造り酒屋「白梅酒造」「川村酒造店」3社が1972(昭和47)年に合併して誕生した同社。社名に冠した「六花」は雪の結晶を意味し、雪国での酒造りを表している。

 津軽弁で「頑固」や「意地っ張り」を意味する「じょっぱり」を冠した代表銘柄「じょっぱり」は、県酒造好適米と白神山地の伏流水を使い、赤いダルマのロゴが特徴。「辛口清酒」造りの伝統を守る。全国新酒鑑評会で金賞に輝いたほか、インターナショナル・ワイン・チャレンジではGOLD(金賞)を4回受賞するなど、国内外で高い評価を得ている。

 同日発売した記念酒は、津軽の雪や風や水をモチーフに、ラベルに津軽塗をデザインを採用した。何工程もの手間と時間を注いで完成する津軽塗をイメージして同社創業以来の酒造りへのこだわりと歴史を重ね合わせた思いを込めたという。

 副社長の川村啓之さんは「弘前で長く親しまれてきた、歴史の重み、これまでの感謝とこれから300年先に向けた挑戦と決意を伝えるものとして仕込んだ。ご賞味いただければ」と話す。

 価格は720ミリリットル入り=1万円。

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