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青森の白神酒造が地元で営業再開 3年ぶり、自社酒蔵で造った新酒販売も

青森の白神酒造が地元で営業再開 3年ぶり、自社酒蔵で造った新酒販売も

新酒「白神のだぐ」を手にする西澤誠さん

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 「白神酒造」(弘前市米ケ袋、TEL 0172-86-2106)が3月1日、火災で全焼した元の酒蔵で作った新酒の販売を3年ぶりに始めた。

仕込みタンクの前で西澤さん。温度管理だけでなく発酵の音も確認するという

 白神山地の麓、弘前・東目屋地区で100年以上続く白神酒造。火災は2015年1月30日に発生し、事務所併設の酒蔵約2000平方メートルを全焼した。以降、社長で杜氏(とうじ)の西澤誠さんは六花酒造(向外瀬豊)の酒造場を借り、醸造作業を続けていた。

 今年は、3年ぶりに自社の元あった酒蔵の場所で酒造りを再開した。新築した酒蔵はかつての約10分の1のスペースに縮小したという。西澤さんは「設備はまだ十分ではなく、文字通り手造りだが、ようやく実現することができた」と笑顔を見せる。

 「中でも仕込み水の水質検査には苦労した」と振り返る。同酒蔵では敷地内で白神山地の湧き水を使っていたが、火災の影響で混入するようになったという不純物を除去するのに時間がかかったという。

 火災前には徹底した「地元産」を目指し、東目屋地区で収穫した酒米で日本酒作りに挑戦していた。「地元の生産者たちと一緒にメリットを生み出したかった」と西澤さん。火災後一時中断していたが、思いは営業再開によりようやく実現することとなった。

 今年は6000リットルの日本酒を作る予定という。同日、東目屋で作られた新酒の第1弾として、山廃仕込みの活性にごり酒「白神のだぐ」を出荷した。製造分はすべて予約で完売したという。

 西澤さんは「3月下旬から用意ができ次第、日本酒を出荷していく。春には桜に合わせた限定ラベルを出したい。少しずつだが東目屋で酒を作っていきたい」と意欲を見せる。

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