弘前の社会人野球クラブチーム「弘前アレッズ」が8月27日、メットライフドーム(埼玉県所沢市)で行われた「全日本クラブ野球選手権大会」本戦に出場した。
日本野球連盟に加盟する全国260クラブチームが出場する同大会。今年で44回目となり、大会はトーナメント制。東北第二代表の弘前アレッズは2012(平成24)年の創設以来、本戦出場は5度目となる。
初戦の相手は関東代表の横浜金港クラブ。横浜金港が2回表に1点を先制すると、その裏に弘前アレッズ・山口真太朗選手がツーベースヒットを放ち同点。山口選手は4回表に三塁走者を本塁でタッチアウトさせるライトからの好返球や7回表途中から投手としてマウンドに立つなど攻守にわたり活躍した。
試合は1点差を争う接戦となったが、7回表に横浜金港が点差を3点とつき放す。その裏に弘前アレッズが1点を返すが、そのまま逃げ切られ5対3でゲームセット。弘前アレッズは昨年に引き続き、全国大会初戦敗退となった。
弘前アレッズの久保良太監督は「全国大会となれば、小さなチャンスで点に結び付けるチームが勝利する。今日の試合ではノーアウト1塁からのチャンスを3回無駄にしてしまった」と悔しさをにじませていた。
試合をネット中継し、実況・解説を担当した菊池勲さんは「チーム全体で成長を感じさせる内容だった。今日の試合も選手たちにとっていい経験となったのでは」と話す。