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青森の田んぼアート、新テーマ発表 今年は「おしん」「おかあさんといっしょ」

今年のテーマとなった連続テレビ小説「おしん」

今年のテーマとなった連続テレビ小説「おしん」

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 青森県田舎館村が4月18日、2019年の田んぼアートのテーマを発表した。

第2田んぼアート会場のテーマとなった「おかあさんといっしょ ガラピコぷ~」

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 今年のテーマは第1田んぼアート会場が、1983(昭和58)年に放送されたNHKの連続テレビ小説「おしん」、第2田んぼアート会場は放映60周年を迎える子ども向け番組「おかあさんといっしょ」から「ガラピコぷ~」となった。

 同村の田んぼアートは今回で27回目。過去には映画「シン・ゴジラ」や「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」といった話題作を取り上げたほか、昨年は「手塚治虫キャラクター」、「サザエさん」「ウルトラマン」といったキャラクターをテーマにしたこともある。NHKからの題材は2016年に大河ドラマ「真田丸」を取り上げて以来2回目。

 「おしん」が描かれる第1田んぼアート会場は、道路を挟み2面に分かれ、広さは約1万5000平方メートル。劇中で最も印象に残るシーンといわれる、7歳のおしんが奉公のために両親の元を離れ、川を下っていく場面を左部分に描く。伊東四朗さんと泉ピン子さんが演じるおしんの父母を右部分に描き、毎年描いていた稲の品種名を今回は右下のみ外し、図柄を大きく描く予定。

 第2田んぼアート会場のテーマとなった「ガラピコぷ~」は、2016年に始まり現在も放送が続くぬいぐるみ人形劇。横150メートル、縦70メートルの広さの田んぼ会場に、左からスキッパー、チョロミー、キュリオ、ガラピコ、プッチマーゴ、ムームーを描く。

 発表を行った同村の鈴木孝雄村長は「『おしん』は過去にもテーマ案として挙がったことはあった。東南アジアでも人気のドラマで、インバウンド客も狙う」と期待を寄せる。「2016年をピークに減少し横ばいが続く来場者数の今年の目標は30万人」とも。

 第1田んぼアート会場は5月26日に田植え体験が行われ、翌日から公開。同第2会場は6月15日からの公開に向けて田植えが行われるという。それぞれ10月6日まで公開し、入場料は昨年と同じで、各会場大人(中学生以上)=300円、子ども=100円(未就学児無料)。9月30日から第1会場のみ無料となる予定。

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