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弘前でとんかつ専門店「助六」34年ぶりに再開 3代目店主「弘前に恩返しを」

杉沼純一さんと昭和35年に撮影したという助六の写真

杉沼純一さんと昭和35年に撮影したという助六の写真

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 弘前に創業80年のとんかつ専門店「助六」(弘前市駅前)が4月13日、34年ぶりに再開した。

約50年に撮影されたという助六の写真は店内に飾っている

 3代目の杉沼純一さんが再開にこぎ着けた。助六は、杉沼さんの祖母・ハツさんが1932(昭和7)年ごろに一番町に創業。50年以上前に青森銀行記念館の斜め向かいに移転。1985(昭和60)年まで営業していた。弘前のデパート「ハイローザ」や五所川原の「マルトモデパート」にも支店を展開していたという。

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 杉沼さんは閉店後、弘前を離れて東京を中心に和食店で働いていたという。「北は北海道から南は九州までとんかつ専門店300店以上は食べ歩いた」と杉沼さん。弘前には2年前に帰郷。再開に向けて準備を整えていた。再開について、「弘前に恩返しをしたいという思いがある」と話す。

 店舗面積は約8坪で、席数は16席。メニューは同店の製法にこだわり、青森県産の肉を使い、角切りのキャベツは当時の切り方のまま。タレもオリジナル。「揚げ方や肉の管理方法などは職人の技術」と杉沼さん。

 ランチメニューは1日10食限定の日替わりランチ(800円)とビジネスランチ(1,000円)。ディナーは料理3品とドリンク2杯の晩酌セット(1,500円)のほか、一品メニューは上ロース、ひれかつ(以上1,100円)、特上ロース(1,600円)、牛かつ(3,500円)など。ご飯セット(400円)や御前セットも用意し、地酒や焼酎、ワインといったドリンクも提供する。

 杉沼さんは現在73歳。「体が動く限りは続けたい。助六ののれんを受け継いでいただけるような後継者も育てていきたい」と意欲を見せる。

 営業時間は、11時~14時、17時~22時。

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