弘前の居酒屋「南国食堂Shan2(シャンシャン)」が12月8日、「13周年イベント」を「Eat & talk」(弘前市和徳町)で開催する。
店主の加藤肇さんが2005年12月2日に開業させ、創作料理をメインに提供する同店。「お客さまの要望で試作した料理が、いつの間にかレパートリーとして増えている」と加藤さん。店名は東京で最後に働いていた居酒屋料理店の名前で学生時代にはアルバイトをしていたという。
加藤さんは弘前の高校を卒業後、上京しアパレル専門学校へ進学。卒業後もアパレル業界に就職したが、「沖縄に移住する予定だった」と仕事を辞めて引っ越しの準備も始めたという。「家族の反対などもありかなわず、弘前に帰郷することになった」と加藤さん。
同店は「待っていても楽しいことは来ない」という考えから始め、13年間に音楽イベントなどを主催したりイベント出店を行ったりもした。「自分と周りの人たちと一緒に楽しみたかったから」と話す。「5年やって沖縄へ引っ越すつもりだったが、気づいたら13年。よく続いた」とも。
店内の壁には、来店したアーティストや招いたバンドマンたちのサインやイラストが描かれている。「辞めたアパレル時代の知り合いや当時の遊び仲間たちのつながりで多くの人たちが足を運んでくれる」と加藤さん。中には弘前出身の現代美術家・奈良美智さんのイラストもある。
イベント当日はメインゲストにレゲエバンド「光風&Green Massive」を招く。加藤さん自身もDJとして参加するほか、中学生の息子もDJとして初デビューする。周年イベントは10年記念以来3年ぶり。「みんなと楽しく『乾杯』ができるようなイベントにしたい」と話す。
前売り=2,500円、当日=3,000円(ワンドリンクオーダー)。開催時間は18時。