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弘前の喫茶店「cafe Do」が親子2人で35周年 「変えない」こだわり

川嶋幸子さん(左)と景介さん(右)

川嶋幸子さん(左)と景介さん(右)

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 弘前の喫茶店「cafe Do」(弘前市土手町、TEL 0172-35-4094)が9月22日、オープン35周年を迎える。

日替わりランチ。ハンバーグやカレーなど、コーヒーも付く

 弘前パークホテル2階にある喫茶店。主婦だった川嶋幸子さんが1983(昭和58)年に開業し、息子で店主の景介さんと親子2人で経営する。オープンして3年がたった頃に一度だけ改装をしたという店内は、昔ながらの純喫茶の雰囲気を残す。

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 幸子さんは「喫茶店に憧れがあり、自分で店をやってみたかった。当時はカフェという言葉もなかった」と振り返る。定休日は設けず、店にほぼ毎日出勤。病気となり、約1カ月間休みを取ったこともあったが、「周りの人たちが手伝ってくれたため店を閉める日はなかった。お客さまの『おいしかった』といった言葉や周りの人に助けられている」と話す。

 景介さんは大学卒業後から幸子さんと一緒に働くようになり、現在に至る。店内のレコードは趣味で集めているもので、「ジャズ好きな人が訪れてくれるのはうれしい」と笑顔を見せる。10年くらい前からマラソンを始め、260キロを超えるといったウルトラマラソン大会だけに出場し、完走経験もある。ランナーつながりで全国から訪れる人もいるという。

 メニューとレシピは開業当時からほとんど変えていない。山形にある精肉店から仕入れているソーセージを使った「ドイツソーセージ定食」や「ハンバーグ定食」(以上980円)、看板メニューの「カレーライス」(780円)など。サイホンで入れるコーヒー(480円)には10回分の「コーヒーチケット」があり、「日替わりランチ」(750円、11時~14時のみ)1回分のチケット付きで3,800円で提供する。

 「こだわりがあるとすれば『変えないこと』。新しくメニューを増やしたこともない」と幸子さん。高校時代から通っていたり、店内に貼ったままにしているプリクラや落書きを懐かしみ喜んだりするリピーターもいる。幸子さんは「長く続けるとさまざまな出来事があり、不思議」と笑顔を見せる。

 オープン35周年について、「変わらないまま続けていきたい」と景介さん。現在81歳の幸子さんは「元気なうちはやり続ける」と、生涯現役にやる気を見せる。

 営業時間は8時30分~22時。

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