「圓明寺(えんみょうじ)」(弘前市新寺町)で6月2日、音楽イベント「Hardcore Ambience AREA 0172」が開催される。
ロックバンド「SUPERCAR(スーパーカー)」元メンバーの中村弘二(ナカコー)さんと福岡在住のエレクトロニクス・コンポーザー「duenn」さんの企画によるアンビエント音楽を中心に演奏する同イベント。SUPERCARは青森・十和田出身のロックバンドで、1997年から2005年まで活動した。
圓明寺は1499(明応8)年、油川村(現青森市)に建立したのが始まりとされ、1764(明和元)年に現在の場所に移転。近年は本堂で音楽や映像のライブ、ヨガイベントなどを開催し、寺院を身近に感じてもらう取り組みに力を入れている。
同日は、青森県内で音楽活動を行う「sink」と「everything and nothing」が演奏し、弘前を中心に活動する「re:g」がVJを担当する。ナカコーさんは自身のアンビエントプロジェクト「Nyantora」として参加。duennさんと共催する同イベントは、アンビエント音楽に特化し、全国で展開している。東北での開催は今回が初めてとなる。
主催する「northmalllab」代表の佐藤卓さんは「ナカコーさんは青森出身だが、弘前でライブを行うのは初めてで、寺院での開催は今回のツアーではない。アンビエント、エクスペリメンタル(実験)音楽といえば、なじみのない音楽かもしれないが、非日常的な空間で純粋に音楽を楽しめる空間になる」と話す。
17時開場、18時開演。チケットは、前売り=2,000円、当日=2,500円。