青森県田舎館村に工場を置く精密加工会社「ソルテック」(東京都墨田区)が9月27日、同村の萌(も)えキャラクター「いち姫」の新フィギュアを発売した。
ソルテック・ホビーチームマネジャーの平井俊之さん。いち姫を通じて田舎館村を応援したい、と話す
「いち姫」は、戦国時代に田舎館城主・千徳政武の妻だった千徳於市(せんとくおいち)をモチーフにしたキャラクター。同社が「諏訪姫プロジェクト」を手掛けている「ピーエムオフィスエー」(長野県諏訪市)に企画を提案し具現化。姉妹企画として2014年にフィギュアなどのグッズ販売を開始した。
新フィギュアのテーマは「田んぼアート」。稲穂を持った「いち姫」に3つの米俵を配置した。同日、東京・秋葉原で開催された「萌え酒サミット2015」会場と同村役場で先行販売を開始。同フィギュアの本格販売は10月中旬を予定している。「いち姫」が現代に転生した姿という設定の「中辻いち子」のフィギュアは、同村役場・道の駅など青森県内限定で販売する。
新フィギュアの開発について、ホビーチームマネジャー平井俊之さんは「田舎館村が『田んぼアート』の発祥の地だということが全国的にあまり知られていない。『いち姫』を入り口として田舎館村と田んぼアートをもっと知ってもらいたい」と話す。
1体750円。「いち姫」は全国の玩具店などでも販売する。