青森・弘前を舞台にした漫画「ふらいんぐうぃっち」(講談社)の第6巻が9月8日、発売された。
横浜から青森にやって来た15歳の魔女・木幡真琴が、居候先の親せきたちと過ごす日常を描いた同作。「別冊少年マガジン」(講談社)で隔月の連載中で、作者は弘前出身で在住の漫画家・石塚千尋さん。
6巻について、石塚さんは「真琴たちの行動範囲が広がり、魔女の世界が少しずつ明らかになっている」と話す。魔女の新キャラクター登場や津軽地方の夏の風習を描くほか、弘前出身の漫画家・流石景さんの「ドメスティックな彼女」の表紙画が登場するシーンもある。
同作で描かれた場所を探しに弘前を訪れるファンたちが多く、ロケ地の特定が始まっている。表紙イラストは相馬地区を流れる相馬川の川沿いと判明し、コミックを景色と同化させるように撮影したツイッターアカウント「たま」さんは香川から訪れ、弘前の訪問は今回で2回目。「今年のさくらまつりに初めて弘前に来て、花見と舞台巡りを楽しむことができた。本当に魔女が住んでいるような不思議な魅力がある街で何度も来たくなる。10月には6巻発売を記念したファンたちのオフ会があるので、また弘前に来る」と話す。
マガジン編集部では新刊発売に合わせ、「本当にあったらうれしい魔法」を募集する企画を始めた。SNSで「#6巻発売記念」「#ふらいんぐうぃっち魔法コンテスト」を付けて投稿することで応募できる。10月2日まで。