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青森・田舎館の刀工に新弟子 幼少期の感動忘れられず

青森・田舎館の刀工に新弟子 幼少期の感動忘れられず

中畑貢さん(左)と須藤修平さん(右)

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 青森県唯一の現役刀工として知られる中畑貢さんの元で4月から、1人の新弟子が修業を始めた。

中畑さんの作った日本刀を見つめる須藤さん

 青森県田舎館(いなかだて)村に鍛冶場を構える中畑さん。刀工歴は40年以上で現在76歳。鉄を鍛造する工程以降をすべて一人行っている。中畑さんによると、これまで製作した日本刀は470振り以上という。

 中畑さんに弟子入りし、現在修業に励んでいる須藤修平さんはつがる市在住の25歳。大学院を中退し、鍛冶職人の道を選んだ。

 須藤さんは「小学生の時に蔵にしまわれていた短刀を手にした時の感動を忘れることができなかった。さびを拭き取って見た刀身に、人が作ったものとは思えない美しさを感じた」と振り返る。

 大学時代は海洋学を学んでいたが、日本刀を見るために骨董(こっとう)店や展覧会などに通っていたという。「刀を見ていると理屈抜きに魅了される」と須藤さん。就職を考え、将来やりたいことを見つめ直した時に、日本刀のことを忘れられず、昨年7月に中畑さんの門をたたいた。

 須藤さんは現在、平日は中畑さんの鍛冶場で日本刀の製作に取り組んでいる。修業を始めて1カ月は、鍛造に必要となる高熱を伝える炭作りの「炭切り」作業を行っている。須藤さんは「先日、中畑先生から合格をいただいた」と笑顔を見せる。

 中畑さんによると、一人前の刀工になるには、最低5年はかかるという。「私の師匠が80歳まで現役で職人を続けていたため、私も80歳にはこだわりたい。須藤さんは最後の弟子になるかもしれない」と中畑さん。

 日本刀の魅力について、須藤さんは「鉄なのに生命力さえ感じる」と話す。「まだ刀を一本も作っていない駆け出し者だが、立派な日本刀を作ることができる刀匠を目指したい」と意欲を見せる。

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