青森・津軽エリアにあるスターバックスコーヒー5店舗で4月24日、ご当地限定商品「津軽びいどろ」の販売が始まる。
スターバックスコーヒージャパン(東京都品川区)が展開する地域限定商品「JIMOTO made シリーズ」第4弾としてリリースする同商品。同シリーズは、地域で活動する伝統工芸や職人の技術を取り入れた商品を開発し、限定店舗でのみ販売している。
「津軽びいどろ」は、漁業用の浮玉(うきだま)製造で培った「宙吹き」の技法を使い、「北洋硝子」(青森市)が一点一点手作りで製作する。カレット(色ガラス)と呼ばれる色鮮やかな色彩表現が特徴で、津軽塗やこぎん刺しと並び、青森県伝統工芸品の指定を受けている。
商品ラインアップは、「TSUGARU」「AOMORI」「HIROSAKI」「GOSHOGAWARA」の4種類。側面にはスターバックスと北洋硝子のロゴと、「TSUGARU」の文字を入れ、グラスはそれぞれ2色で特徴を表現。「TSUGARU」は雪の白と新緑の緑、「AOMORI」は津軽湾と奥ゆかしさを表現した青と、ねぶたの思いを表した赤、「HIROSAKI」は桜のピンクと歴史的建造物を表した茶、「GOSHOGAWARA」は立佞武多(たちねぷた)を代表する「赤・黒」と津軽鉄道の黄を使う。
スターバックスコーヒージャパンの担当者は「地元に住む従業員たちとヒアリングを兼ねたワークショップを行ったところ、自分たちが住む地元のことを情熱的に話す姿に感動した。津軽地方を表現した商品にほかに、それぞれの地域『青森市』『弘前市』『五所川原市』の特徴も表現した商品が必要だと感じ、結果的に4種になった」と話す。
販売店舗は、「AOMORI」は「青森ラビナ店」「青森中央店」「青森西バイパス店」、「HIROSAKI」は「弘前公園前店」のみ、「GOSHOGAWARA」は「青森ELM店」のみ、「TSUGARU」は「青森ラビナ店」「青森中央店」「青森西バイパス店」「弘前公園前店」「青森ELM店」。
価格は2,800円。