青森・弘前在住でシンガー・ソングライターの小山内創祐さんが8月10日、初のフルアルバム「HarBest」を全国発売する。
小山内さんは弘前で銀行員として働く傍ら、音楽活動を続けているため、「青森の小椋佳」と呼ばれている。「24時間テレビ」のローカル枠に6年連続で出場や、2012年にはACジャパン東北地域キャンペーンCMの挿入曲を提供。近年はテレビ東京系の「THEカラオケ★バトル」に出場し、「イケメンすぎる」と話題になった。
中学の時にフォークデュオ「19(ジューク)」や「ゆず」などに影響を受け音楽を始めたという小山内さん。弘前大学卒業後は地元銀行に就職し、ソロ活動に専念するようになったが、銀行員との両立に行き詰まりを感じていた時期もあったという。2014年に元「19」の岩瀬敬吾さんが弘前でライブを行った際、共演することになった。「ターニングポイントだったのかもしれない」と振り返る。
2015年には「ゆず」のプロデューサーを務めた寺岡呼人さんの弘前ライブで、オープニングアクトを担当し、「HarBest」のアルバム帯に推薦コメントを掲載するに至った。小山内さんは「青森で音楽活動を続けてきたからこそ、音楽のきっかけを与えてくれた人たちに出会うことができた」と話す。
「タイトルの『HarBest』は『Harvest(収穫)』をもじり、20代に作った代表曲をまとめた自身のベスト盤の意。ジャケットデザインは青森から全国へという想いを込め、収穫物としての曲をリンゴに見立てた」と紹介する小山内さん。「アルバムを1つの区切りとして、これからも自分にしかできないことを発信していきたい」とも。
ザ・キャプテンズのベース担当・テッドさんがプロデュースしたアルバムは全12曲を収録。元「BEAT CRUSADERS」のカトウタロウさんはベース、元「野狐禅」のハマノヒロチカさんはピアニストとして参加。ほか多数のミュージシャンがゲストとして参加している。
定価は2,500円。