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インドネパールキッチン「プルナ」、かだれ横丁に移転 5年ぶりの再出店

店主のプルナ・ガルティさん

店主のプルナ・ガルティさん

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 インドネパールキッチン「プルナ」が5月7日、津軽弘前屋台村かだれ横丁(弘前市百石町)に移転オープンした。

看板商品「チーズナン」

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 ネパール人のプルナ・ガルティさんが経営する同店。弘前駅前店とかだれ横丁店の2店舗をプルナさんが経営していたが、2019(平成31)年3月にかだれ横丁店は閉店。弘前駅前店のみの営業だったが、かだれ横丁に移転。5年ぶりに出店した。

 移転理由について、プルナさんは「人手不足と駅前店のキャパシティーが大きすぎた。屋台村システムのかだれ横丁で経営するのが性に合っている」と話す。

 プルナさんは自宅からエベレストが見られるというネパール・バグルン地区生まれ。12歳で家を出て16歳で自分の店を初めて持ったという。18歳でインドへ渡り、26歳で来日。岐阜や愛知に住んだ後、2014(平成26)年、32歳で弘前に移り住んだ。プルナさんは「弘前は人がいいし住みやすい。昔はエベレストを見ていたが今は岩木山が見ることができる」と笑顔を見せる。

 ネパール在住中から飲食店で働き、料理には自信があるというプルナさんは「レシピを人に教えても、私と同じ味は出せない。料理のタイミングや力加減などは私にしか表現できない。私のナンは食べるとリピーターになってくれる人が少なくない」と自信を見せる。

 タンドール(土釜)で炭焼きするナンは、「プレーンナン」(350円)、看板商品の一つ「チーズナン」(600円)、「チョコナン」(650円)、「キーマナン」(700円)など。バターチキンカレー、キーマカレー(以上700円)などのカレーメニュー、タンドリーチキン(550円)、ネパール風蒸しギョーザ(800円)などの一品料理も用意する。ナンと一品料理はテイクアウトに対応する。

 プルナさんによると、5年ぶりのかだれ横丁での営業だが、コロナを経験したことでかだれ横丁や鍛冶町周辺の雰囲気が変わってしまったという。プルナさんは「客足を見ながら少しずつ営業スタイルを確立していきたい。自分の作る料理は津軽の人たちと相性が良く、喜んでもらえるからうれしい。楽しく会話をしながらナンやカレーを食べに来てほしい」と話す。

 営業時間は17時~23時。

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