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弘前にスープカレー専門店「MAGARI」 老舗店に間借り営業

川越黄金焼店に間借り営業を始めた「MAGARI」の川越健太郎さん

川越黄金焼店に間借り営業を始めた「MAGARI」の川越健太郎さん

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 川越黄金焼店(弘前市土手町)のイートインスペースにスープカレー専門店「MAGARI(マガリ)」が4月12日、オープンした。

看板メニューのスープカレー「ベジタブル」

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 「黄金焼(こがねやき)」で知られる川越黄金焼店の5代目店主に当たる川越健太郎さんが経営する同店。スープカレー専門店として、イートイン利用だけでなく、テイクアウト販売、4月下旬からは「Wolt(ウォルト)」を使ったフードデリバリーを予定している。

 川越さんは仙台の飲食店で働いていたが2012(平成24)年にUターン。川越黄金焼店を継ぐことも考えて店を手伝っていたが、スープカレー専門店「KANDY SPICE(キャンディスパイス)」(弘前市駅前町)で働き始め、店長などを経験した。

 川越さんは「独立を考え、物件を探していたが条件に合う場所を見つけることができなかった。コロナ禍もあり、黄金焼きをイートインする人が少なかったため、スペースを間借りして活用したいとダメもとで4代目に提案したところ、了解を得ることができた」と振り返る。

 店舗面積は約5坪。席数は8席。店内はほとんど改装せず、レジカウンターは新設した。メニューは8種の野菜が入った「ベジタブル」(1,080円)、「チキンレッグ」、「もっとベジタブル」(以上、1,180円)。辛さを10段階選ぶことができ、ライスの量も調整できる。チーズやこぼう、まいたけといったトッピング(100円~)のほか、ホットコーヒー(420円)や自家製ラッシー(380円~)などドリンクメニューも用意する。

 素材の味を生かし、野菜は注文を受けてから丁寧に素揚げする。スープには甘みを出すためにマンゴーを使うという。スープカレーの魅力について川越さんは「カレーを素材が調和するオーケストラに例えると、スープカレーは個々の素材が主張しあうバンド音楽のようなもの。素材の良さを出させつつバランスが面白い」と話す。

 川越黄金焼店は営業しているため、カレーを食べ終わった後や待ち時間に客が黄金焼を買うことが多いという。「想定以上の相乗効果があるのでは」と川越さん。「青森にスープカレーをもっと根付かせていきたい。土手町も盛り上げていければ」とも。

 営業時間は、11時~15時、17時30分~20時(ラストオーダーは閉店30分前)。月曜、第2・4日曜定休。

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