津軽地方で5月13日、夕景(せっけい)の岩木山と水田による「共演」が見られた。
岩木山は標高1625メートルの独立峰で、「津軽富士」とも呼ばれる。津軽地方からは西に見えることから夕景との「共演」が度々ネットなどで話題を集める。
津軽地方は同日朝から雨。午後から雨はやみ、雲の切れ目から日差しが見えるような天気となった。日の入り時間になると、夕陽が広がり、夕映の岩木山に見入ったり、カメラを向けたりする人の姿があった。
現在、田植えの季節となった津軽地方では、田んぼに水が張られ始めている。無風のタイミングとなると、水田が鏡のように景色を映り込ませることから地元のカメラマンや住民らは水鏡として使った写真を撮る人が多い。
弘南鉄道弘南線「柏農高校前駅」近くは近年、夕景の岩木山と水田が広がり、電車も走ることから地元のカメラマンたちから「4共演」を撮影できるスポットとして知られている。同日は日没後に無風状態が続き、水田が鏡のようになり、「逆さ津軽富士」が見られた。