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青森・田舎館出身の歌手・佐々木真央さん、新曲「いがめんち」リリースへ

CDを紹介する佐々木真央さん(本人提供)

CDを紹介する佐々木真央さん(本人提供)

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 田舎館村出身の歌手・佐々木真央さんが10月4日、ニューシングル「いがめんち」のCDをリリースする。

津軽の郷土料理「いがめんち」

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 佐々木さんは2014(平成26)年、TBSのオーディション番組「Sing!Sing!Sing!」の初代グランプリを受賞し、ミニアルバム発売でメジャーデビューを果たした。その後、一度音楽から離れるも「やっぱり自分は音楽を届ける側にいたい」という思いを再認識。現在、東京を拠点に音楽活動を続ける傍ら、ティックトックやユーチューブなどでも発信している。

 いがめんちは津軽地方の郷土料理で、生のイカの足を包丁でたたいて細かく刻み、みじん切りにしたタマネギやニンジンなどの野菜と小麦粉、片栗粉を混ぜ、焼いたり揚げたりするもの。各家庭で作られるほか、デパートやスーパーの総菜コーナーでも売られている。青森のなまりで「いかめんち」ではなく「いがめんち」と発音する。

 佐々木さんは「いがめんちが好きすぎて、たくさんの人に知ってほしいと思い、曲を作ろうと思い付いた」と話す。ロック調の楽曲でサビでは「いがめんち」を連呼する。

 歌詞に登場する「青森ばぁば」とは祖母のことだと明かす佐々木さん。「ばっちゃ(祖母)が作るいがめんちが世界で一番おいしい。よくせがんで作ってもらっていた。ばっちゃのいがめんちのおかげで嫌いな野菜も食べられるようになった」と振り返る。曲を作るに当たり、祖母に作り方を教わり、生まれて初めてイカをさばいたという。イカのゲソをひたすら包丁でたたき「手首を痛めそうだった」(佐々木さん)が、手間暇かけて作られることを知った。楽曲の歌詞はレシピにもなっているという。

 佐々木さんは「楽曲をきっかけに青森に興味を持ってもらえたらうれしい。覚えやすい歌なので、子どもたちにも歌ってほしい。これからライブやイベントなどでたくさん歌っていきたい」と意気込みを見せる。

 価格は1,500円。200枚限定。現在、先行予約をウェブサイトで受け付けている。9月30日まで。

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