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弘前の20代が津軽塗のアウトドアブランド立ち上げへ 支援者呼びかけ

(右から)対馬慎太郎さんと桜庭崚真さん

(右から)対馬慎太郎さんと桜庭崚真さん

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 アウトドアブランドを立ち上げる弘前の20代2人が現在、津軽塗シエラカップリッドの製作支援者を募集している。

津軽塗のシエラカップリッド

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 支援者を募集して製作する津軽塗のシエラカップリッドは4種。シエラカップは金属製の広口カップで、さまざまな用途に使えることからキャンパーだけでなく日用使いも多い。シエラカップリッドはシエラカップに使うふた。津軽塗はシエラカップリッドのポイントデザインに使う。

 アウトドアブランドを立ち上げるのは、対馬慎太郎さんと桜庭崚真さん。2人は岩木地区在住の20代。対馬さんは「アウトドアが好きで、キャンプもよくする。シエラカップリッドはプレートとして使うこともあるが、デザイン性があまりなかった。津軽塗を施すことで津軽をアピールでき、津軽塗のエイジングとともに楽しめるアイテムを作ってみたかった」と話す。

 桜庭さんはブランドのロゴデザインや4種のシエラカップリッドのデザインを担当した。津軽塗はギャラリーショップ「CASAICO(カサイコ)」(弘前市城東中央)がプロデュースし、津軽塗職人・木村祟宏さんが担当した。

 桜庭さんは「津軽塗を深く知らなかったが、試作していく中で、その魅力を知るようになっていった。全体に塗るより一部分に施す方が難しく、こちらの出す要求に最後まで付き合ってもらった。感謝しかない」と話す。

 リターン品は4種の津軽塗シエラアップリッド「雫(しずく)」「暁(あかつき)」「焔(ほむら)」「廻(かい)」のほか、オリジナルロゴシールやトートバッグ、Tシャツが選べる。1,500円からで全28種。

 対馬さんは「津軽塗だけでなく、津軽こぎん刺しや青森ヒバといったアウトドアグッズと相性が良いアイデアがある。今回のクラウドファンディングを皮切りに、『Next Natural(ネクストナチュラル)』という『次世代に自然を』というコンセプトの地域密着・環境配慮型のアウトドアガレージブランドを立ち上げたい」と意欲を見せる。

 クラウドファンディングは11月5日まで。

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