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弘前で39度超えの観測史上1位の暑さ リンゴの日焼け被害も

雲がほぼない晴天となった津軽地方

雲がほぼない晴天となった津軽地方

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 気象庁が8月10日に弘前市の気温が39.3度となったことを発表し、弘前における観測史上1位の値を更新した。

日焼けしたリンゴ

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 弘前市は同日7時の時点で30度を超える暑さとなり、強い日差しと暖気の影響で気温が上がった。10時57分には38度となり、これまでの青森県内の最高気温であった37.8度を超えて県内観測史上最高気温を記録。気温はさらに上昇し、13時57分には39.3度となり、国内3番目の暑さとなった。

 この日は日本海側を中心にフェーン現象による猛暑日となり、全国各地で観測史上1位の暑さを記録。青森県内でも五所川原市で39度を記録して同地における観測史上1位となったほか、青森市や黒石市、鯵ケ沢町といった9地点で最高気温を更新した。

 弘前の40代リンゴ農家はリンゴの日焼けの被害があることを明かす。「今は収穫に影響が出るほどではないが、日当たりの良い場所のリンゴは日焼けの被害がある。日焼けは実が腐ってしまうため、重度になると加工にも使えない。この暑さが今後も続くようであれば被害は増えそう」と話す。

 ネットでは39度を超えた気温に対し、「北東北とは思えない」「日陰ですら涼しくない」(以上、原文ママ)といった暑さを憂う投稿が相次いだ。弘前市はツイッターで「暑さを避け、こまめな水分補給と周囲の人にも気を配り、熱中症の予防を呼びかけあってほしい」と注意喚起した。

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