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津軽のPRキャラクター「つがにゃんねぷた」 雨による「ダメージ」から復活

修復されたつがにゃんねぷた(左)と「ダメージ」を受けたつがにゃんねぷた(右)

修復されたつがにゃんねぷた(左)と「ダメージ」を受けたつがにゃんねぷた(右)

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 JR東日本秋田支社の観光PRキャラクター「つがにゃん」のねぷたが8月3日、「ダメージ」からの復活を果たした。

8月3日に運行した無傷のつがにゃんねぷた

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 「つがにゃん」は猫のキャラクターで「あきお」という犬のキャラクターと共に津軽と秋田の観光情報を、SNSを中心に発信する。弘前駅構内に2022年2月から、赤い金魚ねぷたを頭にかぶった「つがにゃんねぷた」を展示していた。

 8月1日から始まった「弘前ねぷたまつり」は2年連続で中止となっていたため、今年の合同運行は3年ぶり。「つがにゃんねぷた」はねぷた団体「JR・駅前地区ねぷた愛好会」の前ねぷたとして出陣し、大舞台を盛り上げる予定だった。

 出陣初日となった8月2日はあいにくの雨となり、時折強い雨が降った。「つがにゃんねぷた」は運行中の雨にぬれ、運行関係者によると「絶望的な大ダメージ」を受け、残りの運行を中止することも検討したという。

 同関係者は「3年ぶりの弘前ねぷたまつりを盛り上げたい一心で参加した。遠くから来てくれる観光客や地元の人たちのために、なんとか運行ができるように修復できないか相談し、各所の協力の下、直せそうだと話がまとまった」と話す。

 ダメージを受けた「つがにゃんねぷた」は8月2日の運行後、製作元の「津軽藩ねぷた村」(弘前市亀甲町)に修復を緊急依頼。3日早朝から紙の貼り替えや漂白、色付けといった修復を5時間かけて行った。制作を担当した「津軽藩ねぷた村」の檜山和大さんは「ねぷた作りの精鋭2人を連れて対応した。限られた時間で難しい『手術』だったが、無事に終わった。弘前ねぷたまつりを最後まで楽しんでもらえれば」と笑顔を見せる。

 8月3日の合同運行で、復活した姿を見せた「つがにゃんねぷた」。愛くるしい姿から、沿道の見物客からカメラやスマートフォンを向けられる様子が多く見られた。

 「つがにゃんねぷた」の運行は8月5日・6日。

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