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弘前で15年ぶり「ヒートウェイヴ」ライブ 32年の交流が背景

ロックバンド「ヒートウェイヴ」。右から山口洋さん、細海魚さん、池畑潤二さん

ロックバンド「ヒートウェイヴ」。右から山口洋さん、細海魚さん、池畑潤二さん

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 ライブハウス「KEEP THE BEAT(キープ ザ ビート)」(弘前市土手町)で12月4日、音楽ライブ「HEATWAVE(ヒートウェイヴ) TOUR 2022 “over the thousand days”」が開催される。

山口洋さんと齋藤浩さんとの交流

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 ギター・ボーカルの山口洋さんを中心に結成したロックバンド「ヒートウェイヴ」の、2007(平成19)年以来15年ぶり2度目の弘前開催となる同ライブ。バンド編成での山口さんの全国ツアーは3年ぶりで、弘前のほか、東京や京都など5都市全6公演となる。

 弘前開催を企画した「アサイラム」と「ジョイポップス」店主の齋藤浩さんは「いいバンド音楽を弘前や青森の人や若い人たちに聞いてもらうおと数年かけて企画した」と話す。

 齋藤さんと山口さんの交流は1990(平成2)年までさかのぼる。メジャーデビューしたばかりのヒートウェイヴを仙台まで見に行った齋藤さんは「やばいバンドがいると感じた」と振り返る。深い交流が始まったのは2004(平成16)年11月から。弘前のライブに山口さんが参加し、2人は再会した。

 山口さんは「南国育ちにとっては弘前のような雪深い土地でライブしたことがなく、客が本当に来るのかと疑っていたが、一人二人と集まり始めたことに感動したことを今でも覚えている」と話す。弘前で再会した齋藤さんと意気投合し、2007(平成19)年のヒートウェイヴのライブ開催に至った。

 その後、山口さんは毎年のように弘前を訪れるようになった。2011(平成23)年の東日本大震災直後には弘前学院大学礼拝堂でライブを行ったほか、「弘前さくらまつり」や「弘前ねぷたまつり」を齋藤さんと一緒に見るなど、ライブ以外でも弘前を訪れた。ライブ中は「Wひろし」の愛称で会場を沸かすこともあった。

 山口さんは弘前について、「自分たちが暮らす街のことを愛しているところが好き。四季の豊かさ、ねぷたにかける情熱など、土地ゆえに育まれた文化にかき立てられ、私のライブに影響を受けている」と話す。

 「弘前のように音楽が機能している街は全国でも珍しい。そんな弘前の尊敬するヒロシからの依頼でバンドを呼んでくれたことは光栄の極み。日本中や世界で経験してきたことを弘前にフィードバックしたい」と意欲も見せる。

 18時開場、18時30分開演。チケットは6,000円(ワンドリンク別)。販売場所はメールかジョイポップス。

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