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弘前の「ジョイポップス」が14年ぶり営業再開 店主のCDやレコードなど1万点

土手町に14年ぶりに設置されたジョイポップスの看板

土手町に14年ぶりに設置されたジョイポップスの看板

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 弘前のレコード店「JOY-POPS(ジョイポップス)」(弘前市土手町)が3月21日、14年ぶりに営業を再開する。

1万枚ものCDやレコードが並ぶ店内

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 2007(平成19)年1月8日に閉店したジョイポップス。店主で「弘前の音楽番長」の愛称で知られる齋藤浩さんが小学4年から収集したレコードやCD、DVDなどを販売する。

 齋藤さんは青森に本社があったレコード店「タカムラレコード」の弘前店店長を務め、1988(昭和63)年に独立し、ジョイポップスを立ち上げた。「音楽にうそをつかない」が信条の齋藤さんの元には、地元民だけでなく東京からも音楽を買い求める人がいたほか、地元バンドや有名アーティストとの交流も幅広くある。

 2000年代に入り、CDの売り上げは減少し、接客すら求められなくなったという。「デジタル化が進み、検索すれば音楽が見つかる時代になった。店内で音楽を探す客はいなくなり、店頭に来てまでCDを買う客も少なくなった」と齋藤さん。店を閉め、音楽バーの経営やラジオ出演、音楽フェスを開催するなど、別の形で音楽活動は続けた。

 自宅や倉庫などに眠るコレクションの総数は1万点以上にも及ぶという。齋藤さんは「現在65歳。終活のため、荷物は少なくしたかった。一つでも多く、価値の分かる人に届けられれば」と笑顔を見せる。

 営業を再開する場所は、昨年開業したライブハウス「KEEP THE BEAT(キープ ザ ビート)」の3階。同店はかつての営業場所でもあり、ライブハウスとなったことにも縁を感じているという。準備には半年を掛け、CDやレコードを少しずつ運び、設営した。店内には営業当時に使っていたフラッグを設置し、サイン入りのレコードや視聴機を備える。レコードサイズのレジ袋は当時の物を使う。

 齋藤さんは「音楽の楽しみ方はサブスクリプションが加わり、ますます便利になったからこそ、逆に今、店員からお薦めを聞いたり、店内でレコードを探したりすることが求められている気がする。音楽を伝えることはまだやり残したことでもあり、70歳までは続ける」と意欲を見せる。

 営業時間は金曜・土曜・日曜=12時~18時。

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