弘前大学(弘前市文京町)で12月23日、「ミスサンタ」コンテストが初開催された。
サンタの衣装に扮した「ミスサンタコンテスト」にエントリーした7人
同イベントはクリスマスツリーの点灯式などを行っていたクリスマスイベントが、今年は開催されないことが分かり、みんなで盛り上がるイベントを行いたいと動画サークルKAGAの芹川弘樹さんが主体となり企画した。「かわいさや美しさだけでなく総合力でコンテストを行いたかった」と芹川さん。投票以外に、ジェスチャーゲームや1分間の自己PRなども評価に加味して審査を行い、初代グランプリを決めた。
同コンテストには、7人がエントリー。後輩からの頼みでエントリーしたという教育学部2年生の逸見真結さんは、この日のコンテストのためにサンタの衣装を購入したが、着慣れない衣装に恥ずかしさをのぞかせながらも「楽しいクリスマスイベントにしたい」と意気込んだ。
理工学部2年生の池田優里亜さんは、初めてコスプレに挑戦。エントリー者の中で唯一の弘前出身で、衣装はネットで注文したという。PRタイムではバドミントンを披露し、ラリーの速さに会場が驚く場面もあった。
農学生命科学部1年生の虻川真里菜さんは秋田県大館市出身。高校時代の学祭で使ったというサンタに似せた衣装は、パリコレをイメージした衣装といい、サンタとは少し違うため「ちょっと恥ずかしい」と笑顔を見せていた。
理工学部3年生でロボットの研究をしている澤あゆみさんは「優勝賞品がディズニーチケットと知り、同コンテストにエントリーした。春休みに地元の友達たちとディズニーランドへ行きたいので、優勝したい」と意気込む。
人文学部1年生の日野夏美さんは「先輩に誘われてエントリーしたが、優勝したらディズニーへは妹と行く」と話す。アイスの早食いや180度開脚してローラの物まねをするPRで会場を沸かせた。
千葉県銚子出身で人文学部2年の鈴木玲奈さんは同イベントのパンフレットの作製を行った際、ミスサンタコンテストを知り、優勝賞品のディズニーチケットに引かれて応募したという。1分間のPR時間では、アラジンの登場キャラクター「ジーニー」を描いた。
佐藤少南さんは今年の「ミス弘大コンテスト」にも応募した函館出身の人文学部3年生。第29回弘前城ミス桜コンテストのミス桜受賞者という経歴を持ち、同郷の友人に推薦され、応募することになってしまったと苦笑いする。
7人の候補者の中からグランプリに選ばれたのは、日野夏美さん。「体を張ってがんばったかいがあった」と笑い、優勝賞品を受け取った瞬間には言葉が出てこず、ローラの物まねで「ありがとう」と伝え、会場を沸かせていた。