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弘前に煮干しラーメン店「いち松」 洋食と和食出身の料理人2人が独立

店主の森内拓也さん(右)と石岡皓平さん(左)

店主の森内拓也さん(右)と石岡皓平さん(左)

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 ラーメン店「中華そば いち松」(弘前市和泉、TEL 0172-40-3880)が国道7号高崎交差点近くにオープンして1カ月がたった。

看板メニュー「塩醤油そば」

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 「文ちゃんラーメン」(外崎)の夜営業に携わった森内拓也さんが始めたラーメン店。当日朝に仕込んだ自家製麺に、10~15種の煮干しをブレンドしたスープで提供する。化学調味料を使わない「無化調」で、煮干しは温度、煮出す時間を種類によって変えるこだわりぶり。「弘前にない煮干しラーメンを目指した」と森内さん。

 森内さんは洋食出身の料理人でパスタ店開業のために準備をしていたところ、「文ちゃんラーメン」の成田智崇さんに声を掛けられ、ラーメン作りを始めることになる。「新しいラーメン開発」のために成田さんが始めた「夜営業」に、森内さんは洋食経験を生かして開発を担った。森内さんは「夜営業で提供していたラーメンとはまた進化したものになっている」と自信を見せる。

 森内さんをサポートする石岡皓平さんは和食出身の料理人で、アメリカのすし店で働いた経歴を持つ。昨年9月から「夜営業」に参加し、和食経験を生かしたラーメンを作る。同店では「醤油(しょうゆ)そば」「本日のご飯物」を担当する。

 店舗面積は約7坪、テーブル席8席、カウンター5席。調理場が見えるように壁を壊し、カウンター席を充実させた。セルフで提供する水は逆浸透膜浄水を使い、かんきつを入れた2種類用意する。逆浸透膜浄水は料理にも使う。

 メニューは「塩醤油そば」「醤油そば」。ネギのみトッピングした「梅」=600円、焼き豚2種とメンマ、ネギをトッピングした「竹」=800円、味玉、ワンタンを含めた「松」=950円。「本日のご飯物」(300円)は、石岡さんが朝に市場で仕入れた食材によってメニューが変わる。内容はインスタグラムのストーリーズや入り口券売機で知らせる。

 4月30日にオープンして1カ月がたち、森内さんは「たくさんのお客さまに足を運んでいただき、中にはすでにリピーターもいる。うれしいし、大変ありがたい。ラーメンは今後も進化させていくので、選択肢の一つとして選んでいただける店であり続けたい」と意気込む。

 営業時間は11時~16時。水曜定休。

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