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大和家のおにぎり「りんごごはん」再販 86歳現役が握る

大和家の3代目・工藤としさん

大和家の3代目・工藤としさん

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 玉雲堂本店(弘前市田町、TEL 0172-32-6884)で4月15日、大和家の「りんご(炊き込み)ごはん」が再販された。

大和家の「りんごごはん」

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 大和家は1923(大正12)年創業の日本料理店で、おにぎり販売は3代目店主の工藤としさんが1971(昭和46)年から中学校の売店で販売を始めた。2014(平成26)年には「あおもりPG」入りのおにぎりを開発。現在は店舗を持たずおにぎりの受注販売を行い、昨年11月から玉雲堂本店で冷凍おにぎりの販売を始めていた。

 工藤さんは現在86歳。1973(昭和48)年~1991(平成3)年は市内6高校の食堂を担当したほか、修学旅行で弘前に訪れた学生向けの弁当販売や市内の幼稚園・保育園へのおにぎり提供、東日本大震災の時は被災地でおにぎりを届けに行ったこともあった。

 「おにぎりの販売を始めた50年前はコンビニがなく、おにぎりは家庭で食べるものだった。パン食が増えていく時代の中で米食の大切さを伝えたかった。駅や病院、空港といったところまで販路を増やしていったが、コンビニおにぎりの利用が多くなり、2014年には店もたたむことにした」と工藤さん。

 2015(平成27)年には有志らが「大和家おにぎり結びの会」を設立。同会事務局長で玉雲堂代表の渋谷拓哉さんは「おにぎりの作り方を教えたり郷土料理のレシピを紹介したりする活動の中で、販売場所の問い合わせが多く、20年前から始めていたという冷凍販売を当店で行うことにした。懐かしいと評判がよく、リピートするファンも多い」と話す。

 「りんごごはん」はジョナゴールドの果実と陸奥湾産ホタテを使い、まいたけやしいたけ、油揚げなどを入れた炊き込みごはん。工藤さんは「日本食として彩りを大切に菊も入れてあり、イラストは孫が描いたもの」と明かす。「30年以上のロングセラー商品」とも。

 渋谷さんは「弘前さくらまつりに合わせた期間限定商品の予定だったが、工藤さんの意欲に負けて今後も提供を続ける」と話す。工藤さんは「おにぎりは求め続けられる限り作り続けていきたい。私自身も毎日1個は食べている」と笑顔を見せる。

 価格は260円。

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