百貨店「中三(なかさん)弘前店」(弘前市土手町)のみそラーメン「中みそ」をイメージしたカップ麺の販売が1月18日、中三と全国のローソン店舗で始まった。
ソウルフードとして弘前市民から愛されるみそラーメン「中みそ」
同百貨店地下階にあるフードコートで40年以上にわたり弘前市民のソウルフードとして愛されてきた「中みそ」。2016(平成28)年のチルド商品化を皮切りに、ホット麺や「中みそ焼きそば」や「冷やし中みそ」といった商品展開に力を入れ、昨年10月にはインスタント袋麺化も果たした。
商品名「中みそ監修みそラーメン」は弘前中三店の開店60周年記念商品として企画し、ローソン(東京都)とのコラボで実現。サンヨー食品(群馬県)が開発製造。営業企画課の樋口貴彦さんは「地元以外の企業と商品開発したのは初めて。ゼロからのスタートだった」と明かす。
半年かけた開発した「中みそ監修みそラーメン」は全国流通できることから、弘前出身で県外在住の人たちに郷土の味を届けられると笑顔を見せる樋口さん。「SNSではすでに県外在住者を中心に喜ぶ声などがある」とも。
発売日となった同日、同店の地下食品売り場では約1000個を並べた「中みそタワー」を作り、開店から複数個購入する客の姿があった。
価格は238円。中三公式ネットショップ「THREE MALL」では12個入り(専用箱付き、2,852円)も販売している。