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青森で「元祖イギリストースト」 45年前の1枚入りバージョン

1枚入りに戻した「元祖イギリストースト」

1枚入りに戻した「元祖イギリストースト」

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 「工藤パン」(青森市)が1月1日、主力商品「イギリストースト」の新商品「元祖イギリストースト」の販売を始めた。

同時発売した「元祖イギリストースト(ブレンドコーヒークリーム)」

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 イギリストーストはマーガリンとグラニュー糖を2枚の山型食パンで挟んだ菓子パン。青森県を中心に東北地方の一部でしか流通しない。1967(昭和42)年の発売以来、「青森県民のソウルフード」とも呼ばれ、イギリス国旗をデザインしたパッケージが特徴。現在までに220~230種類のシリーズ商品がある。

 「元祖イギリストースト」は食パンを1枚にし、発売当時の仕様で販売する。担当者によると、2枚合わせになったのは1976(昭和51)年から。2枚に変更した理由はフィリングが袋にくっついてしまうことからという。

 工藤パンではコロナ禍で、家族との会話の明るい話題や話のネタにしてほしいと、2020年6月から復刻シリーズをスタート。昭和50年以前に販売していた菓子パンの再販を始め、シリーズ1弾として「フライサンド」を販売。今年で2年目となり、「チョコケーキ」、「カマンベールチーズブレッド」などは定番商品になりつつあるという。

 昨年7月から始めたツイッターに「元祖イギリストースト」の販売を告知したところ、「懐かしい」「子どもの時に食べていました」といった反応のほか、取り出すことが大変だったり袋についたフィリングをなめたりしたことを思い出す投稿が寄せられていた。

 営業部担当者は「復刻シリーズは世代を問わず、話題にできる商品。今後も皆さまに愛されるような商品を展開していきたい」と話す。「食パンが2枚となる通常のイギリストーストは販売している。元祖イギリストーストの終了期間は今のところ未定」とも。

 参考小売価格は100円。

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