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青森「イギリストースト」がリニューアル 地球1周分の販売数を達成

山型の輪郭が分かるようになった新パッケージデザインの「イギリストースト」

山型の輪郭が分かるようになった新パッケージデザインの「イギリストースト」

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 工藤パン(青森市金沢)が7月1日、看板商品「イギリストースト」のパン生地をリニューアルする。

変更したパッケージデザインの比較

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 イギリストーストは2枚の山型食パンの間にマーガリンとグラニュー糖をサンドした菓子パンで、イギリス国旗をデザインしたパッケージが特徴。1967(昭和42)年発売のロングセラー商品で、年間500万枚を売り上げる。青森県のソウルフードとも呼ばれ、現在までに220~230種類のシリーズ商品がある。

 リニューアルは発売から54年がたち、これまでに販売したイギリストーストが今年3月、地球一周の距離に相当する長さを達成したことから企画した。担当者は「地球の外周距離は約4万キロといわれ、長さでいうと約40億センチ。イギリストーストの縦の長さは17センチ。枚数に換算して2億4000万個を達成した」と話す。

 リニューアルではパン生地に使う自家製発酵種ルヴァンの量を増やし、生地中の塩分を0.4%減らした。「パンやフィリングのおいしさが際立つ生地になっている。消費期限間近までやわらかさがより持続するようになった」と担当者。パッケージデザインも変更し、山型の輪郭が分かるようなデザインとしたほか、商品名を大きくした。

 イギリストーストは約50年の歴史の中で、何度かリニューアルをしている。1976(昭和51)年に1枚だった食パンを2枚にしたほか、2019(平成31)年には初めて自家製発酵種ルヴァンを使った。同担当者は「今回は2019年のリニューアルからブラッシュアップした。それ以前は明確な記録はないが、2度リニューアルがあった」と同担当者。

 「五輪の開催月でもある7月にリニューアルすることで、青森を訪れる外国人へもアピールし、ソウルフードとして青森をさらに盛り上げたい」とも。

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