青森・弘前にある岩木山が10月19日朝、白、赤、緑の3色に彩られた。
岩木山は標高1625メートルの独立峰で、峰の形が左右対称で富士山に似ていることから津軽富士とも呼ばれる。山の3色は雪の白と紅葉の赤と木々の緑。秋になると見ることができる現象で、紅葉の上に冠雪することが条件となる。
今年の岩木山の初冠雪は10月17日で、平年より4日早く、昨年よりは19日早かった。青森地方気象台が冠雪を発表した17日と翌18日は、山頂付近に雲が滞留し、岩木山の全景を弘前の市街から見ることはできなかった。19日は朝から快晴で、3色のグラデーションの岩木山が姿を現した。
19日の弘前は最高気温が17度まで上がり、平年並みの暖かさとなった。山頂付近の雪は午後になると溶け始めていた。