「Wolt Japan(ウォルト ジャパン)」(東京都渋谷区)が現在、弘前市内でフードデリバリーサービス「ウォルト」の準備を進めている。
専用アプリで食事の配達を注文する仕組みの同サービス。フィンランドの企業が2014年にサービスを始め、現在23カ国以上で展開している。国内では、2020年3月に広島でサービス提供が始まり、青森県内ではすでに青森と八戸でサービス提供を行っている。
ロゴがプリントされた水色のユニホームや配達バッグが特徴で、バッグには背番号があり、緊急時の迅速な情報収集に備える。飲食店は専用アプリがインストールされた端末から注文を受けて発送を行う。開始に必要な初期費用は端末購入費のみで、現在、支払いまでの猶予期間がある3カ月のトライアル期間を設けている。
配達料は、飲食店から1.5キロ以内=99円、2キロ以内=199円、2.5キロ以内=299円、2.5キロ以上=399円。1,000円未満の注文は少額配達手数料が発生する。飲食店は売り上げに対し、手数料をウォルトに支払う。
弘前では8月中旬のサービス提供開始を目標に掲げ、現在登録飲食店を募集している。配達エリアは弘前中心市街約4キロエリア内を予定する。同社担当者は「飲食店側は新しい収益機会を作ることが可能になっている。現在、担当者が弘前に滞在している。気軽に声を掛けていただければ」と話す。
問い合わせ・申し込みは「Wolt」ホームページで受け付ける。電話での問い合わせは弘前エリア担当者(TEL 080-2832-1608)まで。