弘前市が4月14日、弘前公園の桜の標準木が開花したことを発表した。
弘前市都市整備部公園緑地課が同日11時に発表した「令和3年度第5回さくら情報」では、ソメイヨシノの標準木が同日開花し、予想満開日を4月19日とした。1947(昭和22)年から続く記録上、1990(平成2)年に次ぐ2番目の早咲きとなり、平年より9日早い。
同公園の外堀ではすでに1分咲きで、予想満開日は4月18日。水面に花びらが浮かぶ花筏(はないかだ)の予報は4月21日~24日とした。
公園内では現在、弘前さくらまつりの準備が急ピッチで行われ、露店の準備に追われる出店者の姿があった。同課によると、今年の出店は約130店で、例年の200店に比べると4割程度少ないという。
弘前市では早咲きに合わせ、4月17日から準さくらまつりとして前倒しして開始する。園内では感染症対策を徹底し、入り口での検温や消毒、連絡先の記入などの対策を取るほか、出口専用口や左側通行、飲食可能エリアを設け、園内での飲酒、食べ歩きは禁止としている。
入園の際はリストバンドの提示が必要となり、オンラインによる事前申し込みや受け付け用紙の事前ダウンロードなど行える。受付所は公園入口9カ所のほか、弘前市役所前、JR弘前駅中央口横、岩木川の臨時駐車場に設置する。リストバンドは1日のみ有効で受付所で入手できる。
準さくらまつりは4月17日~22日。弘前さくらまつりは4月23日~5月5日。