青森のラーメン店「にぼshin. 青森本部」(青森市浪岡)と「弐代目にぼshin.高崎店」(弘前市高崎)が現在、「キッズバレンタイン」企画を行っている。
「キッズバレンタイン」は北海道・札幌に本店(札幌市東区)を置く「にぼshin.」グループの初企画。チョコレートを寄付すれば、レギュラーメニューのラーメンを一杯500円で提供する。札幌の「北24条店」が2月9日から先行して行い、青森本部店では11日、高崎店では12日から始めた。
「チョコレートをもらえる子どもだけでなく、従業員も喜び、チョコレートを提供する客もうれしいという企画。すぐに青森でも取り入れようと考えた」と店主の成田満さん。店内の告知やSNSで呼び掛けたところ、青森本部店では初日に20個以上の持ち込みがあったという。
「にぼshin.」グループでは2017(平成29)年から放課後等デイサービス事業を展開。2~18歳の児童を受け入れる福祉サービス「障害児通所支援」を提供する。特に食を中心に考え、利用者の就労機会の創出や社会性の習得などを目指している。「当企画には、障がい児の学童保育を支援する当グループの理念が背景にある」と成田さん。
集まったチョコレートは札幌へ郵送するというが、可能であれば地元の子どもたちに進呈できるようにしたいという成田さん。「どうせなら地元の子どもたちにも配りたい。チョコレートとラーメンの交換で温かくなるような話題を提供できれば」と話す。
2月14日まで。