弘前出身の音楽家・ビートまりおさんがVチューバーとして地元紙で紹介されたことが現在、ネットで話題となっている。
ビートまりおさんは、東京で同人音楽サークル「COOL&CREATE」を主宰する作曲・作詞家。今年7月からは青森出身で妻のあまねさんをモデルにしたアバター(インターネット上の分身)で、バーチャルユーチューバー(Vチューバー)として活動していた。
12月23日付の地元新聞「陸奥新報」が、Vチューバーとしてビートまりおさんが「第3回V紅白歌合戦」に出場すると、写真付きで紹介した。弘前在住のビートまりおさんの実母・ツイッターアカウント「ビートまりお母」さんはツイッターで、「地元新聞に息子(???)が載ってた!」と投稿。「地方新聞に載るなんて凄(すご)い」「息子の変わり果てた姿があった」(以上、原文ママ)といったコメントがあり、8500以上のリツイートがあった。
「ビートまりお母」さんは現在、ビートまりおさんの活動はネットを通じて知ることが多いという。Vチューバーになった息子の姿について、「ついていけないところまで行ってしまったが、着ぐるみやアニメの吹き替えと同じことかもしれない。やりたいこと、興味を持ったことにまずは挑戦してみるのが、昔から彼の生き方」と話す。
ビートまりおさんは「なんかごめん母ちゃん。」と、「ビートまりお母」さんのツイートに対してコメントしたところ、同ツイートにも2000以上のリツイート、8000以上のいいねが寄せられ、「最高過ぎる」「真面目に謝ってたから悪い方かと思った」(以上、原文ママ)といった反応があった。
「ビートまりお母」さんは「真面目に謝られたことは今回が初めて。そのくらい突き抜けてしまったということかもしれないが、やりたいことをやりたい時にしっかりやって、楽しく生きてほしい」と明かす。
ビートまりおさんが紅(あか)組として出場する「第3回V紅白歌合戦」は12月26日17時からユーチューブで放送される。ビートまりおさんは「今年は新型コロナウイルスの影響で、室内で過ごすことが増えた。ライブイベントも中止となり、始めたのがVチューバーだった。エンターテインメントの新しい形として少しでも明るい話題を提供できれば」と笑顔を見せる。