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弘前の地元紙が公園の桜報道を自粛 市民に最大のメッセージ

昨年の桜を報道する「陸奥新報」紙面。さくらまつり期間中は毎日1面で紹介していた

昨年の桜を報道する「陸奥新報」紙面。さくらまつり期間中は毎日1面で紹介していた

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 弘前の新聞社「陸奥新報社」(弘前市下白銀町、TEL 0172-34-3111)が4月10日、弘前公園の桜を報道しないと発表した。

東日本大震災の時は桜の話題で心が和んだといった声も届いたという

 陸奥新報は同日付の1面で「コロナ対策で桜の報道自粛」との見出しで発表。「弘前公園周辺の密集を招く事態の回避を最優先し、メディアとしての使命を自ら一部制約する苦渋の決断」とした。

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 陸奥新報は1946(昭和21)年創刊し、津軽エリアで発行する新聞。弘前公園の桜を報道しないことは創刊以降初めて。同社編集局長の渡邊智さんによると、弘前さくらまつり期間中は毎日、記者が「足で見つけた」桜の記事を1面で掲載し、春の話題を市民に提供していたという。

 「郷土に根差した地元紙が、新型コロナウイルスの感染拡大の可能性を無視することはできない。断腸の思いで報道を断念した」と渡邊さん。

 弘前公園は4月10日から5月6日まで新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため閉鎖し、弘前市は期間中の報道とSNSでの情報発信も自粛するよう要請していた。市によると情報を発信することで人の流動を生む懸念があるとし、開花情報の発信や当初予定していた桜の映像のライブ配信も行わないとしている。

 渡邊さんは「陸奥新報が桜を載せない。当社の打ち出せる最大のメッセージ」と話す。「当社ビルから配信していた弘前公園のライブカメラは一時停止した」とも。

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