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弘前で大学生らが「手回しオルガン」で街に活気を CFで支援呼び掛け

右から齋藤愛子さん、中村遥菜さん、米内山由貴さん、伊藤ももこさん、原田薫櫻さん。手に持っているリターン品のオルガン装飾用のベニア板

右から齋藤愛子さん、中村遥菜さん、米内山由貴さん、伊藤ももこさん、原田薫櫻さん。手に持っているリターン品のオルガン装飾用のベニア板

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 弘前大学の学生団体「弘前グローカル・アクション」が現在、「手回しオルガン」を購入し街に活気を呼び込むプロジェクトの支援者を募集している。

昨年のイベントで披露した手回しオルガン

 同団体は、地域志向科目「地域と世界をつなぐ」の履修者で立ち上げ、「弘前×フランス」をキーワードに、野外イベント「フランス日和~マルシェ」の主催や、弘前にあるフランス文化をまとめたフリーペーパーを出版する活動を展開している。

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 同プロジェクトは、ヨーロッパ発祥の自動演奏楽器「手回しオルガン」の魅力を弘前に伝える活動の一環として企画。クラウドファンディングサイトを通じ集めた資金を元に「手回しオルガン」を購入し、弘前のイベントなどで演奏するのが目標という。

 手回しオルガンは、手動レバーを回すことでオルゴールのような音を鳴らす楽器。「ブック」と呼ばれる専用楽譜の旋律を奏でるため、ブックを変えることで曲の入れ替えが可能。優しい音色が特徴で、今でもヨーロッパを中心に親しまれているという。

 団体主催イベントではこれまで、「手回しオルガン」を製作している仙台在住の作家・シマノユージさんから楽器を借りて演奏を披露していたが、市民のから手回しオルガンに対する評価の声が多く寄せられたことから、実際に「手回しオルガン」を購入し、弘前にもっと広めたいと考えたという。

 同団体メンバーで弘前大学3年生の米内山由貴さんは「3月から当プロジェクトを始動したが、新型コロナウイルスの影響で登校できず、毎日のようにオンライン会議で話し合いを進めてきた」と振り返る。

 クラウドファンディング支援募集は9月2日から始めた。「プロジェクトの第一歩をやっと踏み出せたような気持ち」と米内山さん。「今までの活動は市の助成金に支えられてきたが、私たちの力でできることは何かを考えてプロジェクトを立ち上げた。支援者と協力して成功させたい」とも。

 支援コースは学生限定コースを含め6種類を用意する。購入した手回しオルガンに付属するブックへの名前記載やメンバーからの感謝のメッセージ、「手回しオルガン」を実際にレンタルできる権利などのリターン品を用意する。

 米内山さんは「活動していく中でさまざまな人たちの力をお借りし、感謝している。新型コロナウイルスで元気をなくした人たちに『手回しオルガン』を通して元気になってもらい、1日でも早く日常を取り戻す助けになれば」と話す。

 支援募集は10月31日まで。