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弘前で元店長が新しいライブハウス開業へ資金募る コロナ終息後に音楽を

ライブハウス新設に挑戦する高取宏樹さん

ライブハウス新設に挑戦する高取宏樹さん

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 3月に閉店したライブハウス「弘前Mag-Net(マグネット)」(弘前市元寺町)の店長だった高取宏樹さんが、弘前で新しいライブハウスを作ろうと現在、クラウドファンディングによる資金支援を呼び掛けている。

弘前マグネットのロッカーを入り口に設置する予定

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 弘前パークホテル近くにあり昨年閉店した工芸品店の空きビルに今夏以降のオープンを計画する。「かつてあったレコードショップJOY-POPSの場所。よく通った店であり、音楽をこの場所で復活できればと決意した」と高取さん。

 高取さんは北海道出身で、大学進学を機に弘前へ住み始める。自身も弘前でバンド活動を続け、弘前マグネットに18年間勤務した。閉店は昨年7月に発表し、約23年間の営業に華を飾るライブイベントは新型コロナウイルスの影響で多くがキャンセルとなった。「不完全燃焼。このままでは終われない」という強い思いが生まれた。

 集める資金はビルの改修費に充てる。3階建てで1フロア190平方メートルある。1階の約3分の2をライブ会場に、3分の1をエントラスとするほか、トイレの新築や防音設備、空調設備などの費用に使う。2階は楽屋と事務所として利用し、3階は計画中で「音楽だけでなく、演芸、トークライブなどに使える場になれば」と高取さん。

 4月13日から募集を始めたところ、当初の目標である800万円を3日半で達成。現在は、換気をよりよい設備にする資金などに充てるため1,200万円の金額に設定した。すでに600人以上の支援者と1,000万円以上の資金が集まっている(4月22日10時現在)。高取さんは「こんな時期にもかかわらず、想像以上の支援者がいて感謝の気持ちしかない。託された皆さまの気持ちの大きさに震える思い」と明かす。

 新しいライブハウスの名前は「KEEP THE BEAT」。高取さんが好きなパンクバンド「スナッフ」の楽曲で、意味は「ビートを刻み続ける」。高取さんは「新型コロナウイルスによって音楽イベントはなくなり、全国的にライブハウスの存続が危うくなっている。クラウドファンディングによる呼び掛けも、もしかするとお叱りの声があるかもと不安もあった。終息を信じて、再び音楽で人が集まれる場所をしっかりと準備させていただく」と意気込む。

 募集は5月25日まで。

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