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弘前の「文ちゃんラーメン」が取り寄せ商品販売 2代目が新たな挑戦

文ちゃんボックスと店主の成田智崇さん

文ちゃんボックスと店主の成田智崇さん

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 ラーメン店「文ちゃんラーメン」(弘前市外崎、TEL 0172-28-2400)が9月1日から、公式サイトで取り寄せ専用商品「文ちゃんボックス」の販売を始めた。

ねぷた絵のノベルティー

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 「弘前煮干し」のラーメンが主力メニューの同店。先代から継いだ2代目の成田智崇さんが店主として切り盛りする。幼少期から同店で過ごし、常連客やラーメンに親しんでいたという成田さんは、同店を残し2代目として店を発展させることを自然に考えるようになったという。

 取り寄せ商品の販売に合わせ、「文ちゃんラーメン」を「まる文」として会社化した。成田さんは「通販サイトを運営する上でのメリットはあったが、新しいラーメンを開発し提供するグループを作る大きな目標があった。県外からも集客できるような弘前煮干し提供店グループを目指すための最初のステップ」と話す。

 成田さんは現在35歳。30歳で店主となったが、18歳から同店の自家製麺を作っていたため熟成具合などは体で覚えているという。「当初は先代の味を変えずにメニューを守っていたが、次第に基準が見えなくなっていった。味を自分の基準に進化させることで新しいことに少しずつ挑戦できるようになった」と成田さん。「だしそばは私が作った新メニュー。裏メニューだったが、人気が出て通常メニューとして出すことにした」とも。

 「文ちゃんボックス」は60サイズのオリジナルボックスに2食分のラーメンを冷凍で発送する。メンマやチャーシュー、450ミリリットルのスープとタレを入れる。ラインアップは中華そば(2,000円)、手打ち中華(2,200円)、だしそば(2,300円)、3種が1食ずつ入った「お試しボックス」(3,250円)も用意。作り方の説明書やねぷた絵のノベルティーを同梱(どうこん)する。成田さんは「店の味を家庭で再現できるクオリティー」と自信を見せる。すべて税込みで送料別。

 変えないものと変えていくものとの線引きがあるという成田さん。「長く残るようなものを作っていきたい。当店だけが盛り上がればいいという目的はなく、地域の活性化や『弘前煮干し』をブランド化し、青森、弘前といえば煮干しというイメージを日本だけでなく、世界に発信できるようになれば」と意欲を見せる。

 営業時間は11時~16時。月曜定休。

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