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青森の田んぼアート、世界へメッセージ 役場職員たちが手作り

第2田んぼアート会場から見られるメッセージ

第2田んぼアート会場から見られるメッセージ

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 青森・田舎館村で、新型コロナウイルスの感染が拡大する世界に向けたメッセージが見頃を迎えている。

地上から見た田んぼアート

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 田んぼをキャンパスに見立て、稲の色を使い分けて絵を描く田んぼアート。田舎館村では1993(平成5)年から村おこしの一環として行っている。今年は第1田んぼアート会場では「モナリザ」、第2田んぼアート会場では「エヴァンゲリオン」を予定していたが、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、4月2日に中止を発表した。

 メッセージは6月11日~12日に10数人の役場職員で2日かけて田植えをして作ったという。メッセージは「ONE FOR ALL, ALL FOR ONE」。日本語訳は「一人はみんなのために、みんなは一人のために」。担当者は「田んぼアートを使って田舎館村から何かメッセージを発信できないかと考えた」と話す。

 稲はあさゆき、紫大黒、黄大黒の3種類を使った。通常の田んぼアートでは全面に稲を植えるが、今回はメッセージ以外の部分の田植えは行わなかった。雑草が生え始めメッセージが見えにくくなったため8月17日には草刈りを行い、より鮮明に見えるようにした。

 担当者は「今年の田んぼアートは残念ながら中止となったが、休ませたままにしておくのはもったいないと感じ、展望所のライブカメラを通じて世界の人たちに見てもらおうと役場職員たちで田植えに挑戦した。秋になれば色づきもある。今年はインターネットから田んぼアートを楽しんでもらえれば」と呼び掛ける。

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